北海道行き当たりばっ旅(2019年06月28日〜)
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7月12日(15日目)
【船上より支笏湖外輪山を望む】

9時に道の駅を出発。
まずは帯広神社に寄って、去年ここで得たお守りを返し、新たに自分と家族の分を納めて頂く。
境内の森には、なん匹かの忙しそうに動き回るリスを発見。しばらく観察していると、どこからともなくキツツキのドラミングが響いてきた。 ここはバリバリの市街地の一角にある立地なのに、見事な巨木が立ち並び、いつ来ても自然が豊かだ。どの土地もこうであって欲しいものと思う。
神社近くの六花亭で用足しを済ませた後はR274をひたすら西へ。
日勝峠を越えると、ほどなく沙流川が姿を現し、以降海岸線までの道のりをひたすら沿う事になる。魅力的に映る箇所も多々あったが、既に釣りモードはオフになっているので、釣りたい衝動に駆られることはなかった。
鵡川手前からは高速に乗り換えて、16時前に無事に苫小牧のフェリー埠頭に到着。これにて今回の旅は終了となった。


北海道を広範囲に釣り歩いた結果、石狩地方の河川はどこもとにかく人が多いと実感した。この辺りの事情は首都圏とさして変わらない。
ひとたび札幌都市圏を出ると事情はガラリと変わり、人に出会うことも無い北海道特有の河川状況に変わるので、のんびりとした気分で釣りを楽しめる。
石狩地方では馴染み深かった渓相も、留萌・宗谷地方に入ると地質が泥炭地層になる理由で、どこも流れは濁り川は泥で形成される。 今回、猿払川では釣りよりも泥に苦戦した。
紋別・網走地方に入ると、再び澄み切った石底の流れに戻る。そんな川事情の移り変わりを垣間見た。

北海道の釣りで注意する事の1つとして、地域によってヤマメの禁漁期間がまちまちである事。 例えば、十勝や日高地方は5〜6月が禁漁期間であるのに対して、胆振・空知地方は4〜5月が禁漁期間、といった具合だ。要は、場所に関わらず北海道全域でヤマメ禁漁期間が設定されている事に注意。 この辺りはネットで調べれば沢山の情報がヒットするので、詳細はそれらを参照されたい。
そしてもう1つ、北海道には意外と多くの「終年禁漁河川」「部分禁漁区域」に設定されている川が多い事。
当方、何の気なしに厚寒別川の目の前で釣りの準備を整え、川の情報収集を始めたときに、初めてこの川が終年禁漁河川だと知った。 危なく密猟者として罰せられるところであった。これらの河川には ”禁漁区” などと注意を促す看板が設置されて無いところも多いものと思う。 密漁は知らなかったでは済まされない。入念な調査の上で入渓されたい。

最後に、直接釣りとは関係無いが、今回の旅で予想外だったのが、携帯で契約しているデータ通信量をほぼ使い切ってしまった問題。
何日目かの文中で触れた通り、GoProで動画撮影しまくったデータを、なんの考えもなくiPhoneに転送し続けた結果、前月の繰越分を合わせて27GBあった通信量が、今日の時点で残り1.99GBとな…
iCloudと同期しない設定にしておいたはずなのに、何故だかこんなことに……生きていたなら、ジョブ酢に文句を言いたい。

次回は、是非とも知床の続きからスタート出来る川旅を計画したいものである。

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