北海道行き当たりばっ旅(2020年06月18日〜)
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6月18日(1日目)
【「さんふらわあふらの」のデッキから大洗を臨む】


9年前に見舞われた東日本大震災という国難を経験し、今度は得体の知れない疫病にさいなまれるという国難に見舞われている。

窮余の一策でしか無かった非常事態宣言は先日解除されはしたが、コロナ蔓延が好転したわけでは無く、これ以上経済を止められない、 回さなければならない苦渋の選択を強いられたに過ぎず、悪き状況は未だ何も変わっていない。
昨日のニュースでは、東京の新型コロナ感染者数は、確か41名などと伝えられていた。

この先、爆発的な第2波が襲来しても、政府は2回目の緊急事態宣言を発令する事はできないと思う。次に同じことをしたら日本経済は破滅してしまう…
とどのつまりは、ワクチンが開発されて万人に行き渡るまでは解決の道なしである。

世の中が、そのワクチン開発により光明を見る頃まで、オレは生きていられるのだろうか… こんな状況下、オレだけ優雅に釣りに出掛けていいもんだろうかと自問自答する反面、もう今しか行けないのかも知れないと考えると気が気では無い。 慌てるように今年も北海道釣行を決めた。


県をまたいだ移動の自粛は「18日から解除」と「18日まで自粛」の解釈を間違って、18日出港の便を予約してしまった。後になって1日早かったことに気付く。
という事で、6月18日出発。

途中、鹿島で用事を済ませたため、例年とは違い海岸線を北上するルート51で大洗に向かう。
と、右手に何となく見た事のあるオレンジのコンビニが目に入る。
をを、セイコーマート??!!
あれっ、ここ北海道だっけ?一瞬混乱する。調べると道内だけではなく茨城と埼玉にも出店しているらしい。 違和感バリバリである。オレの中では、北海道上陸を最初に実感する北の国の風情がセイコーマートなのに…

大洗港の指定場所に車を停めて乗船指示を待つ。例年なら10レーンほどあるこのスペースには、満車に近いほどのクルマで埋まるのに今日は3レーンほど。明らかにクルマの数が少ない。
乗船手続きに行くと、建物の入り口には体温測定の簡易検査場が設けられていて、一定以上の発熱保持者は問答無用で乗船拒否となるらしい。
「この場合、キャンセル手数料は発生しない」とアナウンスされていた。

案の定、船内はどこも閑散としていて、街の銭湯のようにそこそこ広い浴場も、オレの独占に近い状態。
平時に空いているなら喜びもひとしおだが、こんな状況下では気持ちがすさむ…

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