北海道行き当たりばっ旅 2021夏
6月24日
25日
26日
27日
28日
29日
30日
7月1日
2日
3日
4日
5日
6日
7日
8日
9日
10日
11日
12日
13日
14日
15日
16日
17日
18日
7月10日(17日目)
【朱鞠内湖の朝】
4時起床。
割り当てられた区画は広いキャンプ場の山側だった。せっかく来たんだから湖の近くまで行ってみようかと、歯を磨きながら湖畔までのんびり散歩。
ちょうど湖面から朝霧が立ち昇り、辺りは幻想的な光景。思わずボーッと見入る。
ビュリホー and エクセレン…
反射する朝日の眩しいこと。凛とした空気に包まれて、身も心もシャキッとする。

朱鞠内湖の景色は事前情報の通り確かに素晴らしいのだが、道北に対するイヤ気が先立って、渓流への恋しさから離脱症状もピーク。一刻も早くこの場を脱出したい。
南下して大雪山系に移動するのも1つの案だが、ここは1つ、これまで行くタイミングを逃してきた道南に入ってみようと思う。

【朱鞠内湖の朝】
5時出発。
まずは朱鞠内から苫前を経由し、海岸線オロロンラインに乗ってひたすら南下。
厚田の辺りでいきなり風が強く吹き始め、南側からの突風がバイカーを襲う。対向車線の1台がこっちの車線まで風に流されてきた時はビックリした。
石狩に入ると、ガソリン単価はレギュラーL150円にまで下がった。そういえば枝幸の168円にはビックリしたなぁ…
札幌を通過し、11時小樽入り。小休止を兼ねてコインランドリーで洗濯。この間にイオンで買い出しを済ませる。
それにしても小樽の道路は、側道に入るとボッコボコだ。ほったり埋めたりした結果だろうか。除雪か何かの影響だろうか。こんな道路を毎日走っていたらクルマが傷んでしまう。

昼過ぎに小樽出発。
積丹半島を流れる川に興味があったので、引き続き海岸線を移動し余市を経由して積丹町へ。
この界隈はバフンウニの漁獲量が全国一だそうで、それだけに街道沿いの食堂は、何処も「うに丼」を全面推し。時々大勢のお客さんが行列を作っている店舗もいくつか目に留まった。
それにしても積丹半島は全面禁漁に設定されている川の多いこと。予め目星をつけていた河川は全て禁漁河川だった。トホホ…

当初、岩内のキャンプ場で1泊する予定でいたが、既に予約でいっぱいだと利用を断られる。 オートサイトをのぞいた感じ、土曜日ってことも影響してるのだろうか、家族連れのキャンパーがあちらこちらでアンギャーアンギャーと騒いでいた。おそらく夜もこんな調子なのだろう。あれじゃぁ寝られない。そう考えれば断られて正解だったかな。

【道の駅よっとけ島牧】
16時、道の駅よっとけ島牧着。
今日は道北から道南まで一気に移動して来た。走りに走りまくった1日だったなぁ等と思いながら休憩していると、ここから山に入ったところに村が管理している無料のキャンプ場があるらしいことを知る。賀老高原キャンプ場。
道の駅で泊まるのは毎回気が引けるので、キャンプ場を利用出来るならその方がいい。
そうは言っても、ここから14キロも山に入ったところにあるようで、もう正直これ以上運転したくなかったが、重い腰を上げて最後の一踏ん張り。山の中へ向けて移動を開始する事にした。
雲は低く空はいつ泣き出すかといった空模様の中、薄暗い林道を山の奥へ山の奥へ。辺りは更に薄暗くなり段々と道幅が狭まる。
山のピークを越えたかと思われる辺りで、更に道幅は狭まり両脇ギリギリに迫るクマザサの1本道に入る。辺りの雰囲気から察して、とてもこの先にキャンプ場があるとは思えず、かなり不安になる。ダイジョーブかね?
流石に疲れている中での14キロは骨身にこたえる。早く着いてビール飲みたいのに…
40分ほどをかけてたどり着いたキャンプ場は、山を切り開いた中にこじんまりと整備されたフリーサイトの広場と駐車場、あとトイレ、炊事場と思われる小さな建物があった。
今日はここにお世話になるかと車を止めると、あらら、携帯が圏外を示しているではないか。圏外はまずい。週末だから仕事の連絡が来ることはないと思うが、何かの事態で家族と連絡が取れないのは困る。いろいろと調べ事だってしたい。あぁここはダメだ…
再び来た道14キロを下って、またさっきの道の駅まで戻る羽目に。もうトホホどころの騒ぎでは無いわ…

【今晩のメシ】
メシを準備する気力に乏しいので、今晩はほうれん草と豆腐をブチ込んだ味噌汁のみ。

本日の走行距離596キロ。
あと4キロ走ってジャストにしたいなぁとも思ったがヤメた。
Copyright 1999 ADAMS Yamanashi JAPAN