北海道行き当たりばっ旅 2021夏
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7月12日(19日目)
【奥末川を望む】
7時出発。
昨晩利用したキャンプ場付近を流れる見市川。ったく、出発早々いきなり禁漁河川か…朝気持ちよく出発したってのに、のっけからヤル気が失せる。
厚沢部川、天野川を通過。どっちも全くさえない渓流。したかって入渓はパス。禁漁区では無い河川はパッとしない流ればかりが続き、どうしても入渓に踏み切れない。
先に進むと石崎川。ここも禁漁河川。
更に移動し、どこに水が流れているか分からない程の名もない小さな川を何本か越えて、奥末川なる川が目に入る。
ルールマップと照らし合わせて、入渓可能である事を確認。
橋の上から見下ろした限り、この川もチョロチョロと流れる全く面白みの無いションベン沢に映る。 ここもパスかなぁと少し悩むが、まぁパスパス言っていては一向に釣りにならないし、河原までのルートが無いわけでもなさそうなので、かすかな踏み跡に沿って試しに下まで降りてみる。

下に降り立つと、そこには砂利の表面をナメるように、ゆるーく流れるクソつまんない小沢があった。ガックシ肩を落とす。あーもー道南最悪!!!
せっかくなので、わずかな期待を込めてロッドを振ってみる。

両側に森のように密集するイタドリは3メーターほどの背丈があるだろうか。両脇から迫りくるそれらの茂みに圧迫されながら、しばらく釣り上がる。
打てども打てども変化は無し。その内もうヤメようかと諦めかけた頃にようやく1つの反応がある。だがこれは痛恨のバラシ。後にも先にもこの沢での反応はこれ1度だけ。よって釣果なし…

折れそうな気持ちにムチ打って、更に海岸線を南下。
次に現れたのはニ越川。
これも浅くか細い小さな小さな渓流。ここはクルマで河原まで降りられるので、遊び半分でエントリーしてみる。
流れに近づくと、隠れる岩など1つも無い流れの中を、クチボソのような小さな群れが縦横無尽に逃げ惑う。数はいるようだけど、こんな河川では大きくなれやしない。
半ば惰性でキャストを繰り返す中、ジリジリと首元を焼く直射日光がなお一層のヤル気を削ぐ。
結果、14〜15cmくらいのアメマス1尾と、同じくらいのサイズのヤマメを1尾釣っただけで終了。
つまんねー…あぁつまんねぇ…

海岸線に沿って移動。
大鴨津川、小鴨津川、茂草川と続くのはどれも禁漁河川。松前を過ぎた辺りで、久しぶりに雰囲気のいい川に出くわす。ひょっとしてここも?調べるとやはり禁漁河川。マジか…

結果、檜山地方を流れる河川の多くが禁漁区で、釣りらしい釣りは許されなかった。
こんな状況下、普段のオレならビールをかっ喰らってふて寝と決め込むところだが、これは有意義であればこそ。無意義な檜山地方は、そんな気にもなれないくらい魅力に乏しいエリアだった。
道南って、つまんねー土地だなぁ…道北と同じくらいつまんねー。もう二度と来ねーと心に誓う。

及部川を最後に檜山地方から渡島地方へ入る。
渡島とは、津軽海峡の海岸線全域と、そこから東に回り込む噴火湾の中程までの地域を指す。こちらのエリアは、これまでのように沢山の禁漁区が設定されている事はなさそうなので、ここから先に期待したい。
国道228号で福島町を過ぎると、間もなく知内川を越える。覗いた感じ良さそうな雰囲気だったので、林道を使って少し上流へ分け入った辺りから入渓してみた。 川に立ち込んですぐに真新しい足跡が目に留まる。どうもすぐ近くに先行者がいるようで、これでは釣果は期待出来ない。残念。

あっちを見たりこっちを覗いたりと、なんだかんだで函館の手前まで移動して来てしまった。
茂辺地(もへじ)という小さな町を、かするように流れる茂辺地川に沿って、少しばかり山に入った辺りにキャンプ場があるようだ。
今晩はここ湯の沢水辺公園キャンプ場で1泊する事にした。
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